歌/ダンスの上手い下手の基準って何だろうと思ったので頑張って言語化してみる

 

長年アイドルを見てきた自分が歌/ダンス上手いなって思う基準の虎の巻です。
素人なので全て語尾に知らんけどが付きます。

 

 

 

参考動画

①徐子未


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②ジョンデとベッキョン


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③ケイティーキム


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④髙橋海人


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⑤左から2列目の真ん中やや後方で踊ってるファヌン


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どの国(元祖プ、日プ、中プ)もプデュ系の課題曲のコレオは実力というか基本ができているかどうかが分かりやすい構成になっていてさすが。

 

⑥希林娜依·高と王艺瑾


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音程

  • まあ基本ですね。
    音程通りに歌えていたら上手いってなります。

 

リズム

  • これも基本ですね。
  • リズムがメトロノーム通りだと上手いってなります。
  • ソルフェージュでも右と左で異なるリズムを刻む練習などしたりしますが、ポリリズムの楽曲などで正確なリズムを保てていると上手いとなります。
  • あえてリズムを外して(八分休符やコンマ1秒など)歌ってるとグルーヴやばいってなります。
    →【動画②参照】バラードなのにジョンデのグルーヴがやばい。54秒あたりとか。

 

発声・音域・腹の使い方・喉の使い方

  • 音域が広いと上手いと思います。
  • 音がこもっていなく声が頭の上から突き抜ける感じに遠くまで届いていると上手いと思います。
    →マイクの持ち方もアミアミ部分を手で覆ってたりすると音こもってるなと思います(ラッパーとかはあえてやるやつ)。あとは喉じゃなくて腹から声出してる感じですかね。
  • 子音や母音の発音の仕方が工夫されていると上手いと思います。
    →【動画⑥参照】ワンイージンは出だしの「シーファンニー」で全てを重く発音してるけどシリンちゃんはサビの「クンチェニ」のkを溜めて子音強めに発音してるっていうそれぞれの表現方法(強調したい部分というか"掴み")が良い。
  • aespa歌唱(?)や揺れ(?)や抜き(?)やスタッカートやベタつき(?)などをテクニカルに入れると上手いと思います。
    →【動画③参照】ケイティーキムが入れまくっている。
  • ファルセット地声の高音が綺麗だと上手いと思います。
    →【動画③参照】ケイティーキムの使い分けが上手すぎる。
  • ビブラードの使い方が上手いと上手いと思います。
    →【動画③参照】ケイティーキムが入れまくっている。歌唱テクニックに関してはケイティーキムのこの動画だけ見てれば充分学べる。。

 

声量・息吸うタイミング・音量・空気量

  • 声量が大きいと上手いと思います。
    →【動画②参照】1分50秒以降のベッキョンがめちゃくちゃマイクを離している=声量がある。
  • 息吸うタイミングが一瞬だと上手いと思います。
    →【動画②参照】ベッキョン、41秒あたりの息の吸い方が肺活量と曲への理解があるからこその息の吸い方でさすがです。
  • クレッシェンドデクレッシェンドが入っていると上手いと思います。
  • 空気量の含ませ方息のスピードが調節されていると上手いと思います。
    →【動画①参照】徐子未の慢冷が上手いと思う理由はまさに、1回目のサビは空気量多めで2回目のサビは空気量抑えて盛り上がりを表現しているからですね。

 

感情表現

  • 上記の全てを活用し(ex.感情を込めたい部分であえてピッチを上げたり)、かつ歌い手本人が表現したい感情を想像しながら歌うと感情表現が上手いってなります。

 

フロウ&ライミング(ラップの話)

  • 基本ラップ上手い人は歌も上手い。
    発声・空気のスピード感・リズム・音程等ボーカルと変わりませんからね。。
    声質が尖ってて音域が狭い人はラッパーの方が向いてるんじゃないかな。
  • 加えて独創的なフロウ、快感ライミング、歌詞の伝達力とセンス(語彙やテーマ)などでラップの上手さをはんだんしています。

 

 

ダンス

振り付け通りの動き

  • 振り付け通りに踊れているかは基本ですね。
  • シルエットが綺麗だと上手いと思います。これは結構センスに依るスキルだと思う、あまり練習してなくてもシルエットを綺麗に作れるセンスがあるとそれだけで"ダンスが上手い人"であると思わせることができてしまう。練習量に裏付けられたシルエットの綺麗さももちろんある。
    →【動画⑤参照】1分36秒あたりのファヌンとか教科書すぎる。
  • 一つ一つの振りを丁寧に踊っていたり、使っていない部分までちゃんと意識されている(例えば右手の振りの時の左手の置き場とか)と上手いと思います。
    →【動画⑤参照】54秒あたりのファヌンとか1拍めいっぱい使って動作してるのがわかるかと思います。
  • 動きが細かく速く複雑な部分も正確に踊れていると上手いと思います。
  • 首とかクラップとか小技(?)を入れてアレンジしてたらセンスあるなとか思ったりします。

 

力の匙加減(キレ)

  • 力を込めながら踊っていると上手いと思います。
    →要はふにゃふにゃに見えない踊り方ということ。
  • アクセントとなる動作にさらに力が込められていると上手いと思います。
    →【動画④参照】海人、開始8秒で入れてきてますね。
  • 力を込めながら踊っている中で力を抜くタイミングが上手いとキレがあるねってなります。
    →【動画④参照】わかりやすいとこだと33秒の肘とかですね。
  • 力を抜くタイミングにセンスがあるとめっちゃ上手いねってなります。
    →【動画④参照】海人は動画の47秒の部分とかで(リズムの乗り方もですけど)センスを感じますよ。
  • 止めるところはしっかり止めたり、スピードの緩急をつけていると上手いと思います。

 

大きく踊る・繋ぎの滑らかさ(アイソレ)

  • 腕を大きく伸ばすなど、動きが大きいと上手いねってなります。
    →【動画⑤参照】1分47秒あたりのファヌンとか足をしっかり上げて下ろしていたりするのも上手ポイント。ファヌンはいつ何時も大きく踊っている。
  • 肩甲骨や胸や首や腰の可動域が広いとめっちゃ上手いねってなります。
    →可動域はストレッチアイソレーションという日々の努力によるものなので、ダンスへの愛が伝わります。
    →【動画⑤参照】1分30秒あたりのファヌンの骨盤の動き具合がアイソレの成果です。
  • 上記アイソレって「孤立」っていう意味ですので、要は腰や胸などの部品ごとの動きのことを言います。首から腰までのウェーブなんかは一個一個のアイソレが繋がってウェーブになってます。
    →こういった動きに関して、一個一個がちゃんと動けている&繋がりが滑らかであると上手いって思います。
    →さらに言うと、孤立した部品の一個を動かしている時に他の身体の部位が動いちゃっていないと上手いと思います。(例えば胸を動かす動作の時に肩とかまで一緒に動いてると下手だなって思います。)
    →【動画④参照】2分16秒あたりの海人とか完璧。

 

リズム・軸・体幹

  • リズムが目に見えるような踊り方が好き。
    →つまり1拍通りじゃない(長かったり短かったり始まるのがズレてたりで)動きの時にちゃんとリズム刻んでるんだなっていうのが伝わってくるダンサーが好きってことです。あと8ビート刻みより16ビート刻みの方が上手く見えたりね。
  • ブレない軸ブレない体幹を見ると上手いと思います。
    →【動画④参照】1分43秒のしゃがむところで実感できるかと。
  • リズム通りに回転し、軸がブレず、顔が残るターンを見ると上手いと思います。
  • 重心の移動が上手いと上手いと思います。


(2023/1/1追記)
紅白のキンプリやCherry bombのダンス練習動画を見てて思ったんだけどダンスにおいては「リズム感がある」ではなくて、「拍(音)に合わせて体の動きを合わせられる」能力が重要なんだなと思った。ichibanの最後ただ屈んでリズムに乗る動きだけの振りだけど圧倒的に海人がうまいと思ったもん、拍に合いすぎていて。。

 

表現力

  • 上記の技術に加え、表情、グルーヴ、歌詞の解釈、音の解釈などで表現力の個人差出ますね。